中島みゆきミュージックビデオ荒野より
- 2014.11.21 Friday
- 18:52
最近のミュージックビデオはとても充実している。YouTubeで中島みゆき「荒野より」のミュージックビデオをみたあと思わず目頭が熱くなってしまった。昔からの中島みゆきファンなのでつい肩入れしてしまう。曲もいいのだが、映像も良い。セリフはないのだが、曲と映像で心に深く響いてくる。息子と母親が、死んでしまった父親を偲ぶという内容なのだが、私にも息子がおり自分に重ねてしまったようだ。子供は成長すれば親元から離れて独立する。寂しいようだけれどもそれが自然の流れで、人間だけでなくあらゆる生き物の中で繰り返されてきたことだ。ビデオの中の象徴的シーンで、子供に自転車の乗り方を教え、子供が乗っている自転車を補助するシーンが一気に私を二十年前へと引き戻す。私にも同じような経験がある。自転車が転倒して思うようにうまく行かないとき子供が投げやりになったり、ふてくされたりする。そのとき叱ったり、なだめたり、励ましたりのおぼろげな感覚が思い起こされる。よろよろと乗れるようになった時の得意げな嬉しそうな顔は忘れられない。そしてそれを三回繰り返した。息子三人なので。
父親として大したことは何一つやってこなかったが、子供達が親に生意気な態度で歯向かった時は「俺が自転車に乗れるようにしてやった」といってやる。
秋の道満公園 上の写真と同じ場所で撮影。
実は荒野よりのミュージックビデオの撮影に所どころ私の職場近くのこの道満公園が使われています。よく訪れるので、このシーンはこの場所かとちょっと感慨深いです。